西宮で過払い金が発生した場合

兵庫県の都市の中でも西宮市は有数の大都市で、人口はおよそ48万人と、県内でも3番目に多くの人が居住しています。

西宮がここまで発展した理由のひとつとして挙げられるのが、大阪府大阪市と神戸市のちょうど中間に位置しているという点です。

多くの企業や店舗が軒を連ね、発展している二つの大都市。
西宮はそのどちらに行くにも便利な立地にあるのです。

西宮に住宅が多い理由もそこにあります。

それだけ大きい都市で、多くの人が居住していれば、その中には借金をして、過払い金が発生している方もいらっしゃることでしょう。

借りたお金を返すのは当然のことですが、中には借りた以上に利息を払いすぎていることがあります。

そういった、債務者が払いすぎた利息のことを「過払い金」といい、そういった過払い金が発生している場合は、手続きを踏むことでそれを返還請求することが出来ます。

かつては年利20パーセント以上でも取ることができましたが、2008年になってから20パーセント以上の年利をとることができなくなりました。

それを超えて利息を支払っていた場合には返還請求が可能です。

過払い金を返還請求する場合のポイント

過払い金が発生している場合は、それを返還請求することができる、ということは前項でも説明しました。

この時注意したいのは、借金を現在返済中かどうかということです。

現在返済中であれば、それは債務整理の手続きになってしまい、5年間はどの業者からもお金を借りることができなくなってしまうのです。

これに対して、すでに借金を完済しているのであれば、債務整理手続きになることはありません。

返済請求をする場合は、債務整理手続きにならないよう、先走ることなくすべての借金を完済した後に請求するようにしましょう。

請求をする場合は裁判まで持ち込まれる場合もありますが、多くの場合業者と和解することになります。

なぜわざわざ取り分が少なくなる和解を選択するかといえば、和解した方が結果的に裁判に発生する費用も安くなりますし、なにより、それだけ短期間でややこしい問題を終わらせることができるということでもあります。

過払い金と自己破産の関係

では自己破産を選択する場合、過払い金を請求することはできるのでしょうか。

自己破産を選択するのは、借金をしていても返済することができないときです。

本来であれば、自己破産をする前に任意整理や個人再生をするチャンスはあります。

ですが安定した収入がない場合などは、そもそも個人再生や任意整理をすることすらできません。

そこで、自己破産をすることになりますが、もしこの時過払金があれば請求することができるのかが問題になります。

この点、裁判例は2種類に分かれています。

請求することができるという裁判と、請求することはできないという裁判に分かれるのです。

請求することができないとされる裁判例は、自己破産の時に過払い金があることを知っていた場合です。

この場合には、過払い金を回収したとしても、債権者に分配をすることになるでしょう。