債務整理の方法と自己破産の位置付け

借金問題を解決するためには、まず借金の総額を明らかにし、自己の収入においてどのくらいの金額であれば返済が可能なのか見極めていく必要があります。

この見極めについては、第三者がシビアに行わなければならないことから、西宮にお住まいの方でこのような問題に直面されている、という方は司法書士のような専門家にご依頼されるというケースが殆どです。

この時、利息を免除すれば返済できると判断されれば任意整理、元本を圧縮することで債務の一部は返済できると判断されれば個人再生の手続きをとることになります。

しかしながら、いずれの方法でも困難と判断されれば、破産手続きをとらざるを得なくなります。

破産手続きは裁判所に申請することになりますので、初めに司法書士にご依頼いただいていた方は引き続き司法書士に依頼することになります。

自己破産というと、あまり良いイメージはありませんが、国が認めた制度ですので、借金問題を抱え込むことを思えば解決に向けて大きな前進になります。

自己破産のメリットとデメリットとは

自己破産のメリットは、借金問題が解決に向けて前進することであり、これまでの債務は全て帳消しになります。

つまり、一からやり直すことができます。

ここ西宮においても多少の時間はかかるものの、気持ちを前向きに切り替えて新たな人生をスタートしている方がたくさんいらっしゃいます。

自己破産にはメリットだけでなくデメリットも当然存在します。

デメリットは、20万円を超える財産は管財人によって、借金の返済に充てられますから、手元には最低限の財産しか残りません。

自己破産は債務者個人にしか影響は及びませんが、マイホームや自動車は差し押さえられますので、家族にも迷惑をかけてしまう事になり、精神的なダメージは大きくなります。

西宮に限らず全国的に見ても破産手続きには、債務の現状は理解していても躊躇されている方が少なからずいらっしゃいます。

そのほとんどの方が、マイホームや車を失うことで家族に迷惑をかけることや、そのことで周りに借金問題を抱えていたことが知れ渡ることを危惧していらっしゃるのです。

破産手続きの具体的な流れ

西宮を始め、破産手続きを行う際は、多くの皆様が司法書士をはじめとする専門家にご依頼されます。

まず、最初に債権者に対する通知が行われ、全ての督促がストップします。

その後、裁判所に自己破産の申立が書面を持って行われます。

これを受け、裁判所において審査の後、自己破産の開始が決定され、管財人による財産の処分、管理が行われます。

自己破産の手続き完了後、債務者が裁判所に出頭を求められ免責の審問を受け、問題がなければ免責許可の決定が下り、全ての破産手続きが終了します。

大まかな破産手続きは以上のとおりですが、手続きを始めて免責許可の決定が下りるまで、約3か月の期間を要します。

EPS司法書士事務所の対応エリアである西宮でも、自己破産を申請する方が大勢いらっしゃいます。

実際の手続きは司法書士などが行うので負担はありませんが、精神的に負担を感じてしまう、という方も決して少なくありません。

しかしながら、将来的な事を考えると有効な手続きとなる事は言うまでもないのです。